布施行・・・
お釈迦様の教えに苦と楽の間に道がある苦楽中道という教えがございます。
苦悩を除く仏様のご馳走甘茶香を焚き、気を静め無の境地になる事が出来たならば香りは良くも悪くも無く平らになり、
一つの特徴と感じ、好き嫌いの執着を超え悟りへの近道。
心、精神を保たれたお寺さまは良い香り悪い香りなどいいません。
感謝・供える気持ちだけが残り慈悲の心が生まれます。
お釈迦様は布施行を(布施波羅密)皆に勧めました。
良いものには見返りを期待しない慈悲の心を持って、皆様に勧めたくなるものです。
お釈迦様は施しがたい物(大切なもの)ほど施す方が良いと申されました。
大切にしている物程無くなった際に悩みを生み、そして苦しむからです。
どれぐらい執着して良いものなのか?
物事を利益で判断しない、利益でなくあらゆる現象の背後に存在する真実の姿を見ぬく正しい判断、
正しい智慧(悟りへの修行の一つ、般若波羅密)を身につけましょう。
お盆・お彼岸・お中元・お歳暮、お世話になった人に感謝の気持ちを伝える。
相手の喜ぶ顔を思い浮かべれば楽しくなります。
最上の布施・施しとは、無理をせず心を開いて自ら進んで自分の力量の施しを
他人にして、相手の笑顔・喜びを心から喜び、そしてその行為を全て忘れることです。
心無く見返りを求め貪欲し、施していつまでも誇りがましく思ったり、無理をして後悔するならしない方が良いそうです。
仏様は「ありがとう」と言ったり、「笑顔」にもなりませんが、汚れた水は人も飲まないように「水を変えてあげよう」など、
相手を思う真心がご馳走となり、食され心から喜ばれるそうです。
心無く、嫌々の習慣ならば意味のない行為なので1度考えてみるといいかもしれません。。
毎日焚かれなくても仏様の喜ぶ「甘茶香」で、共に喜ぶ時間を月に1回でも持たれると良いでしょう。
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