第24話

言葉だけが美しくて、実行の伴わないのは、色あって香りのない花のようなものである。

花の香りは、風に逆らっては流れない。

しかし、善い人の香りは、風に逆らって世に流れる。

眼ることの出来ない人に夜は長く、疲れた者に道は遠い。

正しい教えを知らない人に、その迷いは長い。

道を行くには、おのれにひとしい人、またはまさった人と行くがよい。

愚かな人とならば、ひとり行く方がまさっている。

猛獣は恐れなくても、悪友は恐れなくてはならない。

猛獣はただ身を破るにすぎないが、悪友は心を破るからである。

これはわが子、これはわが財宝と考えて、愚かな者は苦しむ。

おのれさえ、おのれのものでないのに、どうして子と財宝とがおのれのものであろうか。



1話から31話の話の中で善いと思ったお話は印刷して下さい。
出かける際には鞄に入れるなどして、明日への向上心、日常の『心の支え、心の糧』としてお持ち下さい。

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参考資料 仏教聖典

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