第29話

内も外も、堅固に城をまもるように、この身を守らなければならない。

そのためには、ひとときもゆるがせにしてはならない。

おのれこそはおのれの主、おのれこそはおのれの頼りである。

だから、何よりもまずおのれを抑えなければならない。

おのれを抑えることと、多くをしゃべらずにじっと

考える
ことは、あらゆる束縛を断ち切るはじめである。

日は昼に輝き、月は夜照らす。武士は武装して輝き、

道を修める人は、静かに考えて輝く。

眼と耳と鼻と舌と身の、五官の戸口を守らず、

外界に引かれる人は、道を修める人ではない。

五官の戸口をかたく守って、心静かな人が、道を修める人である。



1話から31話の話の中で善いと思ったお話は印刷して下さい。
出かける際には鞄に入れるなどして、明日への向上心、日常の『心の支え、心の糧』としてお持ち下さい。

 (第30話へ)

参考資料 仏教聖典

(淡路梅薫堂へ)

創業明治38年 淡路島お線香・お香、製造元
お線香・お香の初盆・法事お供えは大好物、仏様のご馳走甘茶香 淡路梅薫堂 株式会社
-Awajibaikundo-
656−1531 兵庫県淡路市江井2845−1
   TEL(0799)86−0065           FAX(0799)86ー0224
E-mail awaji-baikundo@iris.eonet.ne.jp